片麻痺上肢の自主トレリハビリ 

女性患者の上肢を施術する男性セラピスト

片麻痺上肢の自主トレでリハビリ不足を補う

片麻痺上肢の自主トレが必要な理由はどのようなことでしょうか?

回復期リハビリテーション病棟などでは、基本的には早期退院、早期社会復帰を目指します。

回復期の回復の意味は、必ずしも身体機能の向上を意味しません。

実際には、生活自立や社会参加という意味合いもかなり強いと思います。

何とか歩行ができて、身の回り動作がほぼ自立したら、もう退院という感じかもしれません。

一般に、身の回り動作は、片手動作でかなり自立できます。

そのため、じっくりと上肢のリハビリに取り組む時間は意外に短いかもしれません。

片麻痺上肢のリハビリ不足を自主トレで補う必要があります。

片麻痺上肢の自主トレで脳の学習

一般に、自主トレは大事だと言われています。

繰り返し練習の効果は、筋肉や関節のためだけでなく、片麻痺後の脳の学習を促進することにもなります。

自主トレリハビリは、できれば毎日行うことがおすすめです。

運動スキルなどの記憶学習には、睡眠が大事だと考えられています。

一晩しっかりと睡眠をとって、翌日に同じことを練習すると少し進歩する場合があります。

また、できれば、一つ一つの訓練を行う際に、考えながら、イメージしながら、工夫しながら行うようにしてみてください。

考えたりイメージすることは、脳の中のいろいろな場所を同時に使います。

それにより、機能向上のための準備状態ができやすくなります。

漠然と回数だけを重ねるよりは、少ない回数でも考えて行う方が良い場合もあるでしょう。

片麻痺麻上肢を補助手として使うために

良く紹介される自主トレは、麻痺側の上肢で体重を支える訓練です。

これは、指を伸ばして手のひらで体重を支える自主トレです。

この方法に慣れてきたら、その姿勢を維持して、健側の腕を大きく動かすようにします。

これは、健側の腕を動かしても麻痺側の手が体重支持を続けられることの練習です。

つまり、日常生活では麻痺側の手で物を押さえて健側で操作するような場面を想定しています。

ある程度の麻痺がある場合でも、補助手と言って物を押さえる機能は獲得できる可能性があります。

この訓練は、補助手獲得のためにも重要な場面だと考えます。

片麻痺上肢を実用手に近づけるため

ある程度、指の屈伸ができる方にも体重支持などの自主トレはおすすめです。

この段階の上肢は、いわゆる実用手が目指せるレベルと言えます。

指を自由に動かせるためには、手首や肩の安定が必要となります。

特に手首は、背屈(はいくつ)と言って、手の甲側に反らせる動きが必要となります。

この体重支持の自主トレで、手首を背屈させることは指を使うための重要な準備となります。

片麻痺上肢の自主トレはバランスにも良い

少し意外かもしれませんが、片麻痺の上肢へのリハビリは、姿勢やバランスにも良い影響をもたらします。

元々、広い意味では肩関節は、肩甲帯や脊柱など体幹の一部を含みます。

そのため、上肢の麻痺が目立つケースでは、多くの場合で身体が麻痺側に傾くなどの姿勢の異常を伴いやすいです。

よって、上肢の中でも腕などの近位部の機能向上は姿勢やバランスの改善にも効果的です。

上肢の自主トレは、全身的な姿勢やバランスのリハビリにもなると言えます。

片麻痺上肢の自主トレリハビリのまとめ

片麻痺上肢の自主トレでリハビリ不足を補うのまとめ

片麻痺リハビリで、上肢自主トレが必要な理由はどのようなことでしょうか?

回復期リハビリテーション病棟などでは、じっくりと上肢のリハビリに取り組む時間は意外に短いかもしれません。

リハビリ不足を自主トレで補う必要があります。

片麻痺上肢の自主トレで脳の学習のまとめ

繰り返し練習の効果は、筋肉や関節のためだけでなく、片麻痺後の脳の学習を促進することにもなります。

自主トレリハビリは、できれば毎日行うことがおすすめです。

片麻痺麻上肢を補助手として使うためにのまとめ

ある程度の麻痺がある場合でも、補助手と言って物を押さえる機能は獲得できる可能性があります。

しばしば、体重支持の自主トレが用いられます。

片麻痺上肢を実用手に近づけるためにのまとめ

ある程度、指の屈伸ができる方にも体重支持などの自主トレはおすすめです。

この段階の上肢は、いわゆる実用手が目指せるレベルと言えます。

片麻痺上肢の自主トレはバランスにも良いのまとめ

片麻痺の上肢へのリハビリは、姿勢やバランスにも良い影響をもたらします。

上肢の自主トレは、全身的な姿勢やバランスのリハビリにもなると言えます。

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