上肢や下肢などの身体機能の向上を目指す自費リハビリ

久留米脳梗塞リハビリサービスが保険制度リハビリと違う点は、一言で言うと回復期終了後も脳と身体機能の改善を目指すことです。脳梗塞など脳卒中後遺症の回復の考え方で書いていますが、損傷された脳にはリハビリなどにより回復しようとするメカニズムがあります。これは、脳の可塑性(かそせい)や脳の再組織化などと呼ばれる過程です。

一度、死滅した脳細胞が蘇る事は難しいとされていますが、その周囲には元々あまり使われていない神経回路が多く存在し、発症後には働きを始めます。

また、発症後は損傷を受けていない健側の脳半球にも働きが増えますので、そちらからの神経伝達も活用してゆくことで、腕や脚、体幹などの身体の中枢部の機能改善が期待できます。

しかし、これらは未だ使い慣れていない回路であるため、実際の運動においては必要以上に力が入ったり、筋緊張を強めることで筋肉を固くしたりします。そこで、それらの神経伝達を実際の運動機能と再構成するようなリハビリが必要となります。

このような、運動を再学習するために用いる方法を「運動促通法」と呼びます。

「運動促通法」には、過去から現在に至るまで様々な方法があります。また、近年では、電気刺激やロボットを用いた治療法にも運動促通効果が期待できます。

我々は、主にボバースアプローチと呼ばれる運動促通手技を応用しつつ、必要に応じて電気刺激なども併用します。

施術例のご紹介にも書きましたが、私はこのような「運動促通法」を用いて多くの成果を残してきました。「運動促通法」の効果は、麻痺側の上下肢の機能改善以外にも姿勢やバランス、非麻痺側の器用さにも影響があります。

運動促通法とは

運動促通法とは、徒手誘導(ハンドリング)などにより随意運動を促通する手法。

脳生理学などを背景にして、脳から筋肉への神経伝達を活性化する施術手技です。

デイケアなど介護保険リハビリとの違い

一方で、デイケアなどの介護保険リハビリの考え方は、必ずしも身体機能の向上を目指すものではありません。

介護保険リハビリは、別名「生活期リハビリ」「維持期リハビリ」とも呼ばれます。

名前の通り、身の回り動作などの生活機能を向上させ、心身機能を維持することが主な目的です。

そのため、積極的に麻痺側の回復を目指すという考え方はあまりありません。

また、個別リハビリの時間も平均20分間程度という限られたものになります。

これは、一般の高齢の要介護者にとっては、十分な場合もあります。

しかし、比較的若く、回復意欲が高い利用者にとっては物足りないものでしょう。

我々の施術サービスは、介護保険リハビリと併用することで一層効果的となります。

是非、一度、体験施術をお試しいただければ幸いです。