片麻痺のリハビリによる回復は本当に慢性期では難しいのか?

片麻痺のリハビリにおける回復への予後予測とは

新人PTペン

さくら先生!

おはようございます!

さくら先生

おはようございます!

新人PTペン

最近、患者さんから質問されたことがあります。

慢性期の片麻痺の患者さんから、自分の上肢は回復の余地があるか?という質問です。

新人PTペン

教科書的には、発症から6ヶ月過ぎたケースでは、あまり回復の可能性は無いという印象です。

さくら先生

難しい質問ですね。

では、今日はリハビリによる片麻痺の回復に関する予後予測と慢性期での回復の可能性についてお話をしましょう!

脳卒中治療ガイドラインと予後予測

さくら先生

リハビリによる片麻痺の回復については、昔から急性期や回復期では常識的とされています。

しかし、慢性期においては、これまでは必ずしも当たり前ではありませんでした。

さくら先生

それは、過去の予後予測に関する多くの医学論文において、発症6ヶ月が回復の限度であることが述べられていたからです。

実際、目立った回復が見られるのは、発症から3ヶ月程度で、それ以降は回復曲線がなだらかになることは事実でしょう。

新人PTペン

回復曲線がプラトー(平坦)になるということですね。

さくら先生

しかし、6ヶ月以降の慢性期においても、全く回復がないわけではありません。

特に近年はニューロリハビリテーションと呼ばれるような、脳の神経系の可塑性を目指す治療が紹介されるようになり、慢性期での回復報告も多数見られるようになりつつあります。

新人PTペン

海外の論文では、そのような報告が多いようですね。

興味があります。

さくら先生

その前に、先ず日本における予後予測研究について、おさらいしておきましょう。

新人PTペン

よろしくおねがいします。

さくら先生

リハビリを行う上での、予後予測は非常に重要です。

上図は、脳卒中治療ガイドラインに掲載されている予後予測の内容です。

予後予測の必要性に関しては、グレードBとされており、高い推奨度となっています。

リハビリテーションにおける予後予測について

脳卒中治療ガイドライン2015
新人PTペン

たしかに、グレードAに次ぐ2番目に高い推奨度です。

二木の予後予測

さくら先生

こちらは、リハビリ業界では広く知られている、二木立氏の予後予測に関する論文です。

1982年発表で、少し以前のものですが、現在も非常に良く引用されています。

二木 立 脳卒中リハビリテーション患者の早期自立度予測

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1964/19/4/19_4_201/_article/-char/ja/
新人PTペン

有名な論文ですね。

さくら先生

この論文の解説を少し行います。

さくら先生

この論文では、

入院2週間で8割、入院1月間で9割の患者さんについての最終的自立度の予測が可能

という結論となっています。

ここでいう自立度とは、屋外歩行可能、屋内歩行可能、ベッド上生活可能、全介助の4段階とされています。

現在の尺度と比較すると、少し目の荒い段階であるという印象もありますが、おおかまな予後予測としては非常に参考になるものです。

さくら先生

そして、この論文の中では以下のことも強調されています。

最終自立度の判定時期は発症後6月で可能

 ということです。

この根拠には、いくつかの海外論文の結果が参照にされています。

「発症6ヶ月後は改善が見られず二次障害が増えた」

脳卒中患者に対する理学療法、作業療法、および言語療法の使用が調査され、3 つの治療法が比較されました。2週間生存した脳卒中患者135人のうち、107人が理学療法を受けたが、作業療法を受けたのは35人、言語療法を受けたのは19人だけだった。ほとんどの理学療法を受けた患者は最も重度の障害を持ち、予後が最も悪く、6か月後にはほとんど回復が見られなかったにもかかわらず、30人の患者がこの期間を超えて治療を続けた。患者のうち2週間までに肩のこりや痛みが21人に現れ、1年までにさらに37人に症状が現れた。理学療法ではこれを防ぐことはできませんでした。脳卒中患者に対する理学療法の目的は、初期数か月での治療に重点を置き、慎重に定義する必要があります。

How much physical therapy for patients with stroke?

「平均入院期間は7ヶ月でも到達度は6ヶ月以内だった」

片麻痺高齢者25名。急性期リハビリテーション施設から退院した患者。総合病院と長期療養型病院に入院。22人の患者は、入院時に車椅子に拘束され、ほとんどのセルフケア活動において重度の依存度がある。 機能とパフォーマンスの改善が一部の患者で見られましたが、13 人の患者は変化がありませんでした。 改善した患者のうち、8人は歩行可能で日常生活活動(ADL)が自立し、8人は車椅子レベルから自立し、8人は自宅または地域社会に復帰した。 慢性リハビリテーション施設における患者の平均在院日数は7か月だったが、最終状態は6か月以内に達成していた。

https://www.ahajournals.org/doi/pdf/10.1161/01.STR.7.1.76
さくら先生

などです。

いずれも、結論的には、脳卒中の回復は最長で発症6ヶ月間であるということです。

新人PTペン

なるほど。

さくら先生

6ヶ月間というと何か思いつくことがあるでしょうか?

それは、疾患別リハビリ日数における脳卒中のリハビリ期限と一致します。

リハビリ日数制限については、以前にリハビリ難民をテーマにした リハビリ難民の現状が現在も無視されつづける本当の理由|脳卒中編 という記事を書いています。

よろしければ、ご参照ください。

2006年度より開始され、リハビリ難民問題を産んだリハビリ日数制限の背景にこれらの論文があると言えます。

片麻痺は慢性期では回復しないのか?

さくら先生

では、本当に、発症6ヶ月を超えた脳卒中では片麻痺などの症状に回復が見られないのか?と言うとそうではありません。

さくら先生

最終自立度の時期を発症6ヶ月に決めて良いという、二木氏をはじめとした多くの論文の意図はあくまで大枠で見た場合の話です。

研究の質の担保のためには、集団の数は多ければ多いほど母集団の予測が可能になるということを考慮します。

しかし、多くの人に言えることが、必ずしも特定の個人にも当てはまるとは限らないのです。

特に、現在はこれらの論文が書かれた当初から、随分状況が変化しています。

さくら先生

次には、慢性期片麻痺の回復についてご説明しますね。

新人PTペン

よろしくお願いします。

慢性期片麻痺がリハビリで回復する

リハビリで脳が変わることを示した有名な報告

さくら先生

リハビリの常識において、1980年代と現在で確実に異なることがあります。

それは、現在では、「脳は自然回復以外にもリハビリにより働きが変化する」ということが常識化しつつあるということです。

下図をご覧ください。

リハビリテーションによる運動機能回復

久保田競 「運動の神経科学」より Nudo RJ et al: Neural substrates for the effects of rehabilitative training on motor recovery after ischemic infarct
さくら先生

上の図は、1996年に発表された、Nudoの有名な研究です。

研究の概要は以下の通りです。

リハビリによる脳の変化

人工的に脳梗塞を作り、片麻痺にしたリスザルに対して、健側の前脚を拘束して麻痺側の前脚を強制使用させて餌をとらせるリハリビテーション訓練を実施。一定期間、リハビリテーション訓練を継続した結果、パフォーマンスが向上した。その前後で脳の運動野でマッピングした結果、リハビリテーション訓練後は、指の領域が14.9%、手首/前腕領域が58.5%増えていた。

新人PTペン

勉強になります!

脳の可塑性を追求するニューロリハビリの流れ

さくら先生

この研究報告の後、現在では、直接的に脳の機能再編と運動の回復を目指すようなリハビリの流れが出来つつあります。

これを、脳の可塑性リハビリテーション、あるいはニューロリハビリテーションなどと呼ぶ場合があります。

脳の可塑性とは

脳の可塑性とは、ダメージを受けた脳細胞に対して、新たな神経ネットワークを再編するような作用です。脳梗塞などにより損傷された脳細胞自体は甦りませんが、その周囲や健側の脳半球などを含めた広範囲にて新しい神経ネットワークが再編されることはあり得ます。ただ、それには、リハビリにより正しい運動と脳の機能のつながりを作ることが重要とされています。

さくら先生

片麻痺へのリハビリテーションの大きな目標は、生活自立や社会復帰、生活の質の向上などであることは今も昔も変わりません。

しかし、数十年前までは無意味とされていた急性期後の運動麻痺の回復と脳の可塑性への追及が、現在では常識的な取り組みとして認知されるようになりました。

さくら先生

そのような、現在の脳の可塑性リハビリテーションの中でも、特に有名な内容をご説明しましょう。

主な脳の可塑性(神経)リハビリテーション

  • CI療法

非麻痺側の上肢を三角巾などで拘束して、麻痺側の上肢や手指を強制使用させるアプローチ。

前述の、Nudoの動物実験を人に応用したもの。

世界的に、高いエビデンスが得られていることで知られている。

急性期や回復期以外に、慢性期でも報告事例が多い。

ただし、適応基準があり、ある程度手首が上に上げれて、指が伸ばせることが適応となる。

このことから、実施対象はかなり制限させる現状がある。

  • 体重免荷トレッドミル訓練

スポーツジムやリハビリ室に設置されている、トレッドミルを利用して行う。

スリングで身体を吊り下げて、体重支持を免荷した状態で行う。

生理学的な根拠としては、歩行などのパターン化された運動は、脊髄などにパターンジェネレーターと呼ばれるようなメカニズムが存在することを背景にしています。

トレッドミルのベルトが自動に動くことに対して、パターンジェネレーターが活性化されて下肢の交互運動が促通されやすいというものです。

訓練中、機能的画像を測定することで、歩行と関連した脳の働きが向上しているという報告もあります。

  • rTMS

元々、神経内科疾患への検査として用いられていたものが、近年は治療法として様々な分野で活用されています。

磁気により大脳を刺激しますが、その際に、健側の脳を刺激することで間接的に脳梗塞などによる損傷半球を活性化するという方法です。

  • ロボットリハビリテーション

ロボットスーツHALなどが有名です。

HALは、生体電位を拾い上げ、足りない筋力をモーターでアシストするものです。

ロボットには、機種により様々なタイプがあります。

新人PTペン

どれも、知っています。

さくら先生

そもそも、上記のような多くの手法が、運動機能の回復と脳の可塑性の関連において検討できるようになったには、背景があります。

さくら先生

人間の脳においては、Nudoの動物実験のように、侵襲的な方法を行うことは困難です。

しかし、現在では、それに代わる方法として、非侵襲性の検査方法の利用が可能となりました。

具体的には、機能的MRIや近赤外分光法と呼ばれる、機能的脳画像によるものなどです。

さくら先生

機能的MRI(fMRI)は、従来のMRIの機器を利用して脳の活動をイメージングするものです。

脳血流の変化により活動状況を測定します。

一方で、近赤外分光法(NIRS)は、磁場を利用するfMRIと異なり、近赤外光を利用して脳血流の変化を測定します。

頭皮から近赤外光を照射するため、測定の対象は脳の表面の大脳皮質に限られます。

しかし、リアルタイムで測定できて、実際の動作を行いながら評価ができることなど、大変利便性の高い方法です。

以下にfMRIとNIRSの比較を表にまとめています。

機能的MRI(fMRI)NIRS(近赤外分光法)
空間分解能
時間分解能
携帯性×
測定中の動き自由度×
安全性
コスト
fMRIとNIRSの比較
さくら先生

空間分解能が優れていると、脳の測定部位の精度が増します。

時間分解能が優れていると、検査時の時間間隔が短く、検査と測定結果のタイミングが一致しやすいと言えます。

新人PTペン

NIRSは、面白そうです。

慢性期片麻痺のリハビリでの回復を機能的脳画像で証明

さくら先生

ここまで述べた通り、リハビリによる回復と脳の可塑性には密接な関係があります。

そして、そのような効果は、慢性期においても確認されています。

実際に、論文サイトでは、慢性期の運動機能回復に関する報告が多数検索できます。

さくら先生

私個人も、そのような研究に取り組んだことがあります。

慢性期片麻痺患者の上肢機能回復に対して、独自の運動促通法を実施した結果、有意な機能回復が見られた他、それに伴う脳機能の変化も確認することができました。

以下に、簡単に研究内容をご紹介します。

さくら先生

慢性期片麻痺22例に対して、30日間、上肢・手指機能への運動促通を主とするリハビリを行いました。

その結果、上肢全体や肩肘前腕などの個々の運動機能において有意な改善を認めました。

さくら先生

さらに、30日間の前後で、NIRSを使って実際に上肢を動かしている際の脳の働きを測定しました。

下の図は、その結果をわかりやすくイメージ化したものです。

赤い部分は、脳血流における酸化ヘモグロビンが増えて、脳の働きが活性化している場所です。

脳には、右半球が左半身を支配するような仕組みがあることが知られています。

しかし、片麻痺の脳には、同側に当たる健側半球の働きを活性化することで、損傷半球の機能を代行しようとするメカニズムが働きます。

左側の図では、健側半球の一部のみに、働きがあることがわかります。

30日間の上肢・手指機能への運動促通を主としたリハビリを実施した前後での脳機能の変化
さくら先生

それに対して、リハビリ後は、両側脳半球に様々な変化を起こして運動機能を回復させようとする反応が見られます。

右の図は、その一例です。

左図では、健側半球にのみ活動が見られていましたが、30日後は健側半球以外にも損傷半球にも複数の部位の活動が見られるようになりました。

慢性期でも機能回復の可能性があるのは、このような健側半球も含めた脳の働きの変化が背景に存在するからです。

新人PTペン

NIRSでここまで分かるのですね。

さくら先生

詳しくは、以下のリンクでも読めますので、どうかご参照ください。

永田誠一.慢性期片麻痺の上肢機能改善における同側半球の優位性(PT-OT-ST Channel Online Journal Vol.4 No.5 A2(Dec. 22,2015)より引用 http://ptotst-channel.com/journals/page/94

日本では慢性期片麻痺のリハビリによる回復が注目されにくい?

日本のリハビリテーション提供体制

さくら先生

以上のように、片麻痺のリハビリによる回復と脳の可塑性を追及するような流れは、確実にできつつあります。

また、それは急性期や回復期に限らず、慢性期においても拡大しつつあります。

さくら先生

しかし、一方で、日本における一般の医療機関や介護機関などで、それらが当たり前のことかと言うとけっしてそうではありません。

むしろ、脳の可塑性を追及するリハビリテーションは、通常は特殊な内容と思われています。

その理由には、日本において現在確立されている、リハビリテーションの流れの影響があります。

下図をご覧ください。

リハビリテーションの流れ

厚生労働省資料 https://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou-files/documents/2010/10354/20100824_1shiryou1-2_2.pdf
さくら先生

図は、厚生労働省がモデルとして示している急性期から維持期までのリハビリの流れです。

この中で、片麻痺の上下肢機能などへのリハビリは心身機能の範疇に入ります。

さくら先生

ここでは、急性期では「早期離床・早期リハによる廃用症候群の予防」などが中心とされています。

また、回復期では、「集中的リハによる機能回復・ADL向上」とされています。

さくら先生

一般に、急性期では全身状態が不安定な事も多く、臥床時間が長くなりやすいことから、たしかに寝たきり生活で筋力が低下するような廃用症候群の予防が重要となります。

さくら先生

一方で、回復期では機能向上が優先されます。

ただし、回復期の主な目標は、在宅などへの社会復帰です。

そのため、一日も早い日常生活動作の自立が優先課題となります。

新人PTペン

新人教育で学んだような気がします・・・・

さくら先生

日常生活動作の自立は、ほぼ片手動作のみでも可能となります。

歩行については、中等度程度の麻痺であれば、装具や杖を使用することで何とか可能となる場合が多いです。

そのように考えると、回復期では、片手動作を中心とした日常生活動作訓練と歩行訓練が中心となりやすいものです。

さくら先生

そのため、必ずしも、上下肢の回復に的を絞ったリハビリテーションへの時間が十分確保できるとは限らないのです。

介護保険リハビリの目的は片麻痺の回復ではない

新人PTペン

では、介護保険のリハビリはどうでしょうか?

さくら先生

介護保険のリハビリは、別名で生活期や維持期のリハビリとも呼ばれます。

時期的には、慢性期のリハビリは、この介護保険で行われる可能性が高いです。

しかし、介護保険ではどうしても維持的な内容となりやすく、リハビリ時間も短いなどの課題があるのです。

自費診療や自費リハビリが注目される

さくら先生

ここまで読んでいただけると、以下のことがお分かりだと思います。

  • 現在、世界的な潮流としては、脳の可塑性を追求したリハビリは脚光を浴びている
  • それに対する方法論も検討されている。
  • 日本においても、確実にその影響はある
  • しかし、日本のリハビリテーションシステムの中では、可塑性リハビリテーションを追求できる場面は多くない
新人PTペン

では、慢性期において、世界的に注目されている先進的なアプローチを受けるには、どのような方法があるでしょうか?

さくら先生

はい。

日本でも、近年は自費によるさまざまな治療アプローチが行われつつあります。

それらについて考えてみましょう。

脳卒中後遺症への保険外治療法

  • 再生医療

近年、注目されている再生医療ですが、脳卒中へも再生医療が可能な医療機関が増えつつあります。

神経幹細胞の移植や、神経幹細胞から放出されるサイトカインカクテルを点鼻するなどの治療法です。

期待できる効果は、神経細胞の再生、脳血管の新生、神経細胞の保護・栄養、過剰な免疫抑制、炎症鎮静作用などです。

現在、再生医療とリハビリを組み合わせる流れもできつつあります。

  • rTMS

rTMSについても、実施できる医療機関があります。

  • ロボットリハビリテーション

ロボットリハビリテーションは、医療機関や専用のスタジオなどで提供される場合があります。

  • CI療法

CI療法は、医療機関や自費リハビリ施設の中で対応可能な場合があります。

  • その他のリハビリ

保険外の自費リハビリには、前述のロボットリハビリテーションやCI療法以外の内容も多く存在します。

むしろ、特定の手技や内容を売りにしない事業所の方が多いのが現状です。

特別な機器や、厳しい基準が適用される内容については、当然、提供される機関も限られます。

また、リハビリに対するニーズは、実に幅広いという側面もあります。

例えば、未だ手指に動きが出現しておらず、CI療法の対象外の患者さんの中でも上肢手指のリハビリを望むことは大変多いものです。

そのような重度や中等度の麻痺についても、回復の可能性は残されています。

上肢のリハビリの目的は、必ずしも元通りのような実用手を目指すものだけでなく、少しでも動きを取り戻すことでの心理的な満足度の向上なども含まれます。

新人PTペン

再生医療は、これからも進歩しますね。

脳の可塑性へのリハビリテーションは、まだまだこれからの分野です。

多くの人に興味を持っていただきたいですね。

片麻痺のリハビリによる回復は本当に慢性期では難しいのか?のまとめ

片麻痺のリハビリにおける回復への予後予測とはのまとめ

片麻痺のリハビリでは、回復への予後予測は重要です。

おおかまな自立度の予後予測は、発症6ヶ月以内で可能とされています。

しかし、その後の回復は全く困難ということではありません。

慢性期片麻痺がリハビリで回復するのまとめ

現在では、リハビリにより脳の可塑性が生じることは常識的とされています。

脳の可塑性は、急性期や回復期のみでなく、慢性期でも見られるという報告が増えつつあります。

日本では慢性期片麻痺のリハビリによる回復が注目されにくい?のまとめ

現在の日本の公的制度でのリハビリテーションでは、慢性期片麻痺の機能回復のためのサービスは十分ではないかもしれません。

そこで、再生医療をはじめとする自費診療や、自費リハビリが注目されています。

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